画像・クラッチブラケット&マスターシリンダーリザーバーキット交換
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タイトル・クラッチブラケット&マスターシリンダーリザーバーキット交換

作業難易度・クラッチブラケット&マスターシリンダーリザーバーキット交換

サブタイトル・管理人的解説

パーツの交換自体は簡単だがブレーキ&クラッチフルードの入れ直し作業が発生するため難易度も作業時間もそれなりになる。というかフルード交換がメイン。フルードの交換作業に慣れている人なら挑んでも良いがまったくやったことがない人はディーラーに任せるべきそうするべき。

以下に交換の際のフルードの詳細を記載します。ブレーキフルードとあるがクラッチも共通です。
ブレーキとクラッチ両方交換するのでここはやはり3本くらい用意しよう。

品名 DOT4 ブレーキフルード
純正フルード型番 HD-99953-99A
内容量 355ml
定価 2040円
画像・コンビネーションレンチ(スパナ&メガネレンチ)

タイトル・揃える道具

セカンダリークラッチアクチュエーターカバーのキャップボルト(六角穴付ボルト)を外すためのヘックスレンチ(六角棒レンチ)とブリーダーバルブとバンジョーボルトを緩めるための3/8インチ、12mmメガネレンチが必要。メガネレンチはスパナやモンキーでも代用できるが、バルブをなめると深い悲しみに包まれるのでお勧めできない。10、13mmスパナはウインカー&ミラー取り外し用。

画像・ヘックスレンチ
名称 5mmヘックスレンチ
参考価格 ホームセンターのセットで1000円くらい
重要度 ★★★★★★★★☆☆
画像・コンビネーションレンチ(スパナ&メガネレンチ)
名称 ・3/8インチ、12mmメガネレンチ
・ 10、13mmスパナ
参考価格 単品で1000円くらい
重要度 ★★★★★★★★☆☆

プラスドライバーは各タンクのカバーを開けるために必要。トルクスビットはクラッチおよびマスターシリンダー本体のハンドルクランプ部分を外すために必要。

画像・プラスドライバー
名称 +ドライバー
参考価格 500円くらい
重要度 ★★★★★★★☆☆☆
画像・トルクスビット
名称 T27トルクスビット
参考価格 セットで3000円くらい
重要度 ★★★★★★★☆☆☆

ブレーキ&クラッチハンドルレバーの取り外しが必要なのでCリングプライヤーが必要。無い場合は根性でラジオペンチが使えなくもないが大抵Cリングが骨になる。
フルードを廃湯入れまで導くホースと廃油入れが必須。ホースはガソリンホースで可。ブレーキフルードの侵食力は半端ないので塗装面やゴムには絶対にかからないようにしよう。万が一かかった場合はすぐに水で拭く。

画像・Cリングプライヤー
名称 Cリングプライヤー
参考価格 1000円くらい
重要度 ★★★★★★★★★☆☆
画像・ホース&廃油入れ
名称 ホース&廃油入れ
参考価格 1000円くらい
重要度 ★★★★★★★★★★★

マイティバッグはブレーキエア抜き専用のツールで、根気と時間のかかるエア抜き作業を瞬時に行うことができる。個人的には30分くらいかかってた作業が10分くらいに短縮できた。勿論無くても問題はないがあると大変便利。

画像・ブレーキエア抜きツールマイティバック1
画像・ブレーキエア抜きツールマイティバック2
名称 ブレーキエア抜きツールマイティバック
参考価格 デイトナだと7875円
重要度 ★★★★★☆☆☆☆☆

タイトル・作業手順

サブタイトル・手順1

どちらからやってもいいですがまずはフロントブレーキ側からやります。先にウインカーとミラーを外してからキャリパーのブリーダーバルブにメガネレンチをかけてホースを取り付けます。次に赤丸のボルトを外してマスターシリンダーのフルードを抜きます。詳しくはフロントブレーキフルード交換をどうぞ。

画像・ブリーダーバルブにメガネレンチをかけてホースを取り付けます
画像・マスターシリンダーカバー取り外し

サブタイトル・手順2

フルードを抜いたらブレーキラインを外して(画像左)マスターシリンダー本体を外します(画像右)。これでブレーキ側の取り外しは終了。ブレーキハンドルレバーは最後に取り外しても問題ない。

画像・ブレーキライン取り外し
画像・マスターシリンダー本体取り外し

※サービスマニュアルを見るとブレーキハンドルレバーを取り外す際は「必ず厚さ約4mmの厚紙を挿入すること」とあり、「厚紙を挿入しないで脱着作業を行うと、ラバーブーツおよびフロントストップランプスイッチのプランジャーが損傷する」などと怖いことが書いてある。ちなみに私は厚紙とかやってません。


サブタイトル・手順3

次はクラッチ側ですが手順はブレーキ側と同じです。フルードに関してはクラッチフルード交換をどうぞ。

ぶっちゃけもう説明することが無い。クラッチブラケットもマスターシリンダーも取り外し自体はボルト2本外せば終了。主役はフルード交換。

この作業は早くも終了ですね。

画像・クラッチフルード交換

タイトル・作業余談

サブタイトル・クローム・クラッチブラケット&マスターシリンダーリザーバーキット

ハーレーのパーツは車体と同じで日本ではクソ高いが、この2つ1組のパーツは定価11万円とクロームパーツの中でもかなり高額。純正カタログを見て初見だと大抵リアルでビビる。しかし最近は社外品の安価なキットが出回っており、なんと1万円代で同じ物が手に入るから驚き。良い時代になったものだな。

画像・クローム・クラッチブラケット
画像・クローム・マスターシリンダーリザーバーキット

と・こ・ろ・が、なんと(私が知る限り)V-RODだけ安価な社外品が出ておらず、根性で純正を買うかメッキをかけるかしなくてもうダメ。他のファミリーは充実してるのになんでいつもVRSCファミリーだけ・・。
よってV-RODでこの辺りをクローム化してる人がいたらそいつはかなりの金持ちかバイク馬鹿かあるいはその両方。
※ちなみに私は日本じゃとても買えないのでUSAから輸入しました


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