画像・V-ROD
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タイトル・V-ROD概要

サブタイトル・伝統と最新技術の融合

V-RODとは空冷V-TWINという伝統を守ってきたハーレーダビッドソンが発売した初の水冷エンジン搭載の市販バイクである。

発表されたのは2001年、発売は2002年、日本では2003に発売された。 2003年は創業100周年にあたり、80周年、90周年にそれぞれ記念モデルを発表してきた同社が、何故2年も早くV-RODを世に出したのかは謎である。

一説には役員の一人が「酒の席でうっかりしゃべっちゃった説」と「頭がイカレポンチになった説」の二通りが挙げられるが勿論嘘です。

V-RODの「V」はご存知「V-TWIN」から。「ROD」は「HOT ROD」からきている。その近未来的なスタイルはそれまでのクラシカルなハーレーのイメージとは一線を画す。

つまりカッコイイんだよ。

…不人気だけどな;;

画像・V-ROD(2008)

タイトル・車両解説

VRSCA V-ROD/ブイロッド
画像・V-RODレボリューションエンジン

サブタイトル・レボリューションエンジン

レボリューションエンジンにて詳しく解説。ハーレーダビッドソンでは異色の高回転型。REDゾーンは9000回転から。

同じVRSCファミリーでも出力が若干違ったり、カバー類がクロームメッキだったりブラックだったりバフだったりと、微妙に仕様が異なる。

画像はWRSCAWだが、クロームメッキの輝きが美しいカバー類を留めているボルトが実はユニクロメッキで、貧相振りが非常に目立つ。

画像・V-RODラジエーター

サブタイトル・ラジエーター

水冷エンジンとセットで付いてくるアイテム。普通目立たないデザインが多いが、V-RODの場合ラジエーターそのものを車体のアクセントとしてデザインされている。オシャレさんだ。

真ん中の横ラインが入っている部分は単なるモールドで左右の空いた部分から空気を取り入れる形だが、下に小石や落ち葉などが入るとそのまま溜まっていくのが難点。

画像・V-RODマフラー

サブタイトル・マフラー

流麗なフォルムが目を引く。このノーマルマフラーのデザインが車両本体のデザインと合致しているため、社外品への交換が難しい。ついでにエキパイ部分にインジェクション用のセンサーが取り付けられているため非常に厄介。

画像・V-RODマフラー色々

サブタイトル・マフラー色々

各車種によって外観がかなり異なる。この辺りは人によって好みが分かれるところであろう。ちなみにV-RODマッスルは左右二本出しとなっている。

画像・V-RODメーター

サブタイトル・メーター

スポーツ系のエンジンを搭載しているだけあって速度計、燃料計、タコメーターと一通り揃っている。後から買い足すことを考えないで済むのでこの点は非常にありがたい。そもそもV-RODの社外メーターなどあんまりない。

中央下部に見える小さな液晶にはオドメーター、トリップメーターA・B、時計、フューエルレンジを表示できる。しかもそれらの切り替え/設定を1つのボタンで行うから驚き。
なおフューエルレンジとは残存燃料から走行可能距離を計算して表示するというハイテク機能だが、増えたり減ったりとかなりアバウトである。さらに燃料がREDゾーンに入ると針の黄色の証明が赤に変わりやたらライダーの危機感を煽ってくる。

画像・V-RODメーターボタン

サブタイトル・エアクリーナー

通常のタンクに見える部分は実ダミーでエアクリーナーボックスとなっている。本物の燃料タンクはシート下に位置する。白い容器はエンジンの冷却液。

サブタイトル・燃費

悪い、相当悪い。管理人が走るのは主に東京都内だが大体リッター辺り12kmである。自動車もびっくり。

画像・V-RODエアクリーナー
画像・V-RODブレーキ

サブタイトル・ブレーキ

2006年モデルから全車ブレンボキャリパーを採用。ブレンボンボン。デフォルトで誰もがひれ伏す業界最強ボッタクリのブレーキを装備したことで変える必要がなくなったのはありがたいが、車両価格高騰に貢献している。

2008年モデルからはさらにABS機能が付加された。車両価格高騰に非常に貢献している。どうせ社外品を採用するなら個人的にはデザインがオシャレなベルリンガーが良かった。フロントディスクにはレーシーなーフローティングディスクを採用。この辺りにV-RODの走りにポテンシャルを感じさせるパーツが見て取れる。え?日本車じゃ常識!?

サブタイトル・リアサスペンション

左右一組のコンべンショナルタイプ。イニシャル調整は5段階。特にこれといって特筆に値するような機能はなく凡庸である。

一見全身がクロームメッキに見えるが上部取り付け部分のみ何故かメッキではないため中途半端。個人的に残念な点のひとつで、V-RODにはモノサスペンションを採用してほしかった。また車種によって外観および全長が異なる。

画像・V-RODサスペンション

サブタイトル・リアホイール

2007年モデルからそれまでのスタンダードな180mmではなく240mmの超ワイドタイヤが採用された。
量産車両でこれほどのワイドタイヤを履くバイクはそうはないだろう。V-RODのロー&ロングの「ドラッグスタイル」がより強調される良変更といえる。本場アメリカでリアホイールをワイド化するカスタムが流行っていたのも変更の要因のひとつと思われる。

直線では特に問題は無いが反面カーブはやや苦手。ちなみにVRSCAWの「W」とは「WIDE」のことである。

画像・V-RODリアホイール class=

タイトル・仕様諸元

VRSCファミリーは何種類かあるが、ここでは管理人のVRSCAW2008年モデルをと初期型のVRSCAを記載する。

項目 VRSCA V-ROD(2003) VRSCAW V-ROD(2008)
エンジン形式 V型2気筒 V型2気筒
ヘッド DOHC DOHC
冷却方式 水冷式 水冷式
燃料供給装置形式 インジェクション インジェクション
総排気量(cc) 1131 1246
内径×行程(mm) 100×72 105×72
圧縮比 11.3:1 11.5:1
最高出力(ps/rpm) 115/8500 120/8500
最大トルク(kg・m/rpm) 9.9/6600 10.4/7000
燃料タンク全容量(L) 15.2 18.9
定地燃費(km) 15.7 14.5
始動方式 セル/押しがけ セル/押しがけ
全長(mm) 2,405 2,455
全幅(mm) 835 880
全高(mm) 1,085 1,100
ホイールベース(mm) 1,710 1,715
最低地上高(mm) 130 127
加重時シート高(mm) 688 660
車両重量(kg) 285 307
フレーム形式 ダブルクレードル ダブルクレードル
キャスター(度) 34 34
トレール(mm) 99.1 115
懸架装置(前) テレスコピック式 テレスコピック式
懸架装置(後) コンベンショナル(ツインショック) コンベンショナル(ツインショック)
制動装置(前) 油圧式ダブルディスク 油圧式ダブルディスク
制動装置(後) 油圧式シングルディスク 油圧式シングルディスク
タイヤサイズ(フロント/リア) 120/70 ZR19 60W 120/70 ZR19 60W
180/55 ZR18 74W 240/40 R18 M/C 79V
  • メーカー希望小売価格
  • モノトーンカラー
  • ツートーンカラー
  • 105周年記念限定カラー
  • (2003年版)
  • ¥2,348,000
  • ¥2,428,000

  • (2008年版)
  • ¥2,285,000
  • ¥2,316,000
  • ¥2,346,000
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